今回はピアノ科講師安田のレッスンの1コマをお届します。

最近、生徒のMちゃんがレッスンに来る度に
ピアノのペダルを踏み続けるようになりました。

講師のデモストレーション中も聞きながらペダルを踏むので
「もう少ししたら使ってみようねー」とアドバイスをしてみたのですが
「はーい」と言いつつ、踏む、踏む、踏みまくる。

いつからだろう…と思い返してみたら、5月19日のサロンコンサートで
私が少しだけ演奏を披露した時からだと気が付きました。

それで、「あの時、先生がペダルを踏んでたから気になるの?」と
聞いてみたら「うん、そう」とお返事が返ってきました。

生徒さんがどこでどんな風に講師の演奏姿を見てるのか
これまで意識したことがなかったのですが、
私の所作のどこに影響を与えるか分からないものですね。

そんな私のレッスンではペダルはあまり使わないようにしています。

ペダルはあくまでも響きを助ける為に効果的に使うものであり、
又、リズムのタイミングやペダルの深さによって響きが変わってくるため、
必要になった時にその技術を1つずつじっくりアドバイスしていきたいと考えています。

日頃から踏み続ける習慣が身についてしまうと
ピアノ本来の美しい響きに鈍感になってしまいそうなので
私自身もペダルを踏まない練習法を取り入れています。

私の中学高校時代の先生は
「鍵盤奏法をアドバイスするよりペダル奏法をアドバイスするほうが難しい」
とレッスンで悶絶されていた事もありました(笑)

そんな奥深いペダル奏法にすでに関心を示し始めた
Mちゃんのレッスンの1コマでした~。

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