一日に○○時間練習したら上達します!

こんにちは♫

今日は久しぶりに練習三昧の一日です。(´∀`)

ところで、よく生徒さんから頂く質問に

「先生は一日何時間練習しますか?」
あるいは
「早く上達するには一日何時間練習したらいいですか?」

というものがあります。

・・・う~ん。いつも返答に困ります。はい。(´・ω・`)

なぜならば、練習に”量”が大事なことはもちろんですが、だからといってそれだけで上達するわけではないからです。

つまり”量”は「必要条件」ではあるけれども「十分条件」ではないのです。

さらに言えば、「無駄な(質の悪い)練習は上達を妨げる」ということもあります。

ミスを繰り返すということはミスすることを練習していることなのです。
つまり、上達度は必ずしも練習時間に比例しないどころか逆効果を与えることさえある。
ということです。

さて、ではどうすれば早く上達できるか?

答えは簡単です。

質の良い練習に時間を費やすこと と 質の悪い練習を一切しないこと

・・・実は考え方としてはとても簡単(シンプル)ですが、実践するのは非常に難しいことです。

ついつい、ミスをしたまま曲を通してしまい、
なぜできないんだ!!といきり立つが、余計にミスが増え、、、
「ク○!!!」(あるいは「ファッ○!!」)と叫び、、、
最後にはギターを投げつけ、、、ようとしたところで我に返り、ようやく踏みとどまる。

そんな経験ありませんか?(わたしはよくあります。(*^_^*))

そんなときは、思い切って”一旦”練習を止めましょう。

コーヒーでも飲んで、本でも読んで、(ブログでも書いて)、

リフレッシュして、もう一度ギターを持った時には、なぜそこがうまくいかないのか冷静に考え、ゆっくり練習してみましょう。

そして、先生に相談しましょう。
その時、適切な解決法を与えられるかどうか、先生の腕の見せどころです。

話が少々逸れましたが、

質の良い練習に時間を費やすこと と 質の悪い練習を一切しないこと


これを念頭に置いて冷静に練習すれば、きっと充実感は高まり、より早く上達できるでしょう。
ただし、とても辛く厳しい時間を過ごすこととなります。

一方で、ダラダラと間違った練習をすればするほど、練習時間に見合った上達は見込めなないので、「もっと練習せねば」と焦るばかりです。

ハイフェッツは、幼少時代に、父親の見守っている時にしかヴァイオリンを練習させてもらえなかったそうです。
見守る人(我々の場合は客観的に見つめる自分)がいることで、練習の質を保つことができ、それ以外の練習を全くしないことで、ついつい質の悪い練習をしてしまうことを防いだのでしょう。

そして、もう一つ大事なことは、

ギターを弾くだけが練習ではない。

ということです。

音楽を聴いたり、フレーズを歌ったり、リズムをとったり、弾くイメージをしたり・・・

ギターを持たずにできることは実は山のようにあります。

ですから、

「何時間練習したらいいですか?」

という質問には

「一日中です。」

という答えも広い意味ではひとつの正解でしょう。

もちろん、生活の上では音楽のことだけを考えるわけには行きませんが、

常に音楽を意識すること、


が大事なのかな、と思います。

最後に、いずれにしても練習は辛いものです。
(ただし「そういうものだ」と受け入れてしまえば悲壮感はなくなります。)

しかしながら、コンサートや発表会、ボランティア、友人たちとの交流など
音楽を通してしか味わえないものがあることも確かです。
本当に大袈裟ではなく生きている喜びを得ることもあります。

見栄やプライドのために、あるいは華やかさばかりをもとめて音楽をやるならば、きっと辛いばかりで長続きしません。
たとえボロボロの精神状態になる時があっても
「人生を豊かにするために音楽、練習をしているのだ」
と思えば辛い練習も頑張れるのではないでしょうか。
そして結果は、(残念ながら)知らないうちについてきます。

じゃぁ、いつやるの?

今でしょ!! ( ´ ▽ ` )ノ

それでは練習再開です・・・。

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