この記事のポイント

  • 本人の中に、まだピアノへ向き合いたい気持ちが残っているか
  • 毎日練習できなくてもいい
  • 本人の生活に合わせたマイペースなレッスン
  • レッスン回数を減らす
  • 期限を決めて一時的に休む

中学生になると「ピアノを続けるか」で迷いやすい

小学生の頃は続けられていたピアノも、中学生になると生活が大きく変わります。
部活動。
塾。
定期テスト。
受験。
帰宅時間も遅くなります。
すると、
「練習できないから、もうピアノをやめた方がいい」
という話が出ることがあります。
でも、その子が本当にピアノを嫌いになったとは限りません。
私が最初に確認するのは、
本人の中に、まだピアノへ向き合いたい気持ちが残っているか
です。

「練習できない罪悪感」でやめようとしていないか

中学生の場合、
ピアノそのものが嫌になったのではなく、
「今週も練習できなかった」
「先生に申し訳ない」
「こんな状態で通う意味がない」
という罪悪感から退会を考えることがあります。
この場合、
まず、
毎日練習できなくてもいい
という前提へ変えるだけで、気持ちが楽になることがあります。
小学生の頃と同じ練習量を、中学生になっても維持する必要はありません。

1. ピアノが息抜きなら、そのまま続ける

忙しくても、
「レッスンへ行くのは楽しい」
「ピアノを弾くと気分転換になる」
と思えているなら、続ける意味があります。
この場合は、進度を急がせません。
一週間でここまで。
次の教材まで。
と追い立てるのではなく、
本人の生活に合わせたマイペースなレッスン
へ変えます。
ピアノが新しい課題ではなく、忙しい日常から少し離れられる時間になっているなら、それ自体に価値があります。

2. スケジュールが苦しいなら回数を減らす

ピアノは好き。
でも塾や部活動で予定が読めない。
レッスンそのものがスケジュール上のストレスになっている。
そういう場合は、
レッスン回数を減らす
という方法があります。
たとえば月2回程度など、無理なく確保できるペースへ変更する。
目的も、
「どんどん新しい曲へ進む」
から、
「ピアノとの接点を残しておく」
へ変えます。
0か100かで考える必要はありません。

3. 本人が集中したいなら、一度休んでもいい

受験直前。
大切な定期テスト。
部活動の大きな大会。
本人自身が、
「今はこれに集中したい」
とはっきり考えていることもあります。
そういうときは、無理に続けさせるより、
期限を決めて一時的に休む
という選択肢もあります。
重要なのは、
「一度休んだら終わり」
にしないことです。
落ち着いたら戻ればいい。
ピアノを再開できる場所があると分かっていれば、休むことへの心理的なハードルも下がります。

親だけで「続ける・やめる」を決めない

中学生になると、本人の意思も強くなります。
保護者が、
「ここまで習ったのにもったいない」
と言って続けさせても、本人にとって苦痛になれば長続きしません。
逆に、
「忙しそうだから、もうやめたら?」
と先回りしてしまうのも違います。
まず本人に、
「ピアノ自体はどう?」
「レッスンの日は嫌?」
「練習できないことが苦しいの?」
と聞いてみます。

練習量ではなく「音楽を残したいか」で考える

中学生の時期は、生活の中心が大きく変わります。
だから小学生と同じ練習量を維持できなくても不思議ではありません。
私が大切だと思うのは、
本人の生活の中に音楽を残したい気持ちがあるか
です。
その気持ちが少しでも残っているなら、
通常ペース。
回数を減らす。
一時的に休む。
いくつかの方法があります。
退会だけを唯一の答えにしなくてもいいのです。
香住ヶ丘ミュージックスクールでは、部活動・塾・受験など生活の変化に合わせたレッスンの続け方もご相談いただけます。

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