この記事のポイント
- 分数サイズのギター
- 実際にその子が楽器を抱えたとき、無理のない姿勢を作れるか
- 身長だけでギターサイズを決めることはしません。
- 今の身体で自然に扱えるか
子どものクラシックギターは「何歳から」と年齢だけでは決めない
「まだ手が小さいからギターは早いでしょうか?」
「何歳になったら普通のクラシックギターを持てますか?」
子どものギターレッスンでは、こうした相談があります。
私は、年齢や手の大きさだけを見て、
「まだ無理です」
とは判断しません。
クラシックギターには、大人用より小さな分数サイズのギターがあります。
大切なのは年齢表ではなく、
実際にその子が楽器を抱えたとき、無理のない姿勢を作れるか
です。
子ども用クラシックギターには複数のサイズがある
クラシックギターには、弦長480mm、530mm、580mm程度など、小さなサイズのモデルがあります。
特に小学校低学年から中学年くらいの子では、大人用ギターではなく、こうした小型の楽器が合うことがあります。
身長110〜130cm程度は一つの参考にはなりますが、同じ身長でも、
腕の長さ。
手の大きさ。
座ったときの姿勢。
は違います。
そのため、身長だけでギターサイズを決めることはしません。
最初に見るのは左腕
楽器を持ってもらったら、まず左腕を見ます。
ネックへ手を伸ばしたときに、
肘が極端に伸び切っていないか。
肩が引っ張られていないか。
身体を大きくねじっていないか。
を確認します。
特に、ネックの一番手前にある1フレット付近へ自然に指を持っていけるかは重要な判断材料です。
1フレットに「届く」だけでは足りない
指先が弦へ届けばよいわけではありません。
身体を大きく傾ける。
左肩を無理に前へ出す。
腕を伸ばし切る。
そうしないと届かないのであれば、楽器がまだ大きすぎる可能性があります。
反対に、小型ギターを自然に抱え、
左肘にも余裕があり、
1フレット付近で指を動かせるなら、
レッスン開始を検討できます。
一番小さいギターでも無理があるなら待つ
小型の分数ギターを持っても、
左腕が伸び切ってしまう。
弦を押さえるたび身体全体が傾く。
姿勢を維持すること自体が難しい。
そういう場合は、私は急いでクラシックギターを始める必要はないと考えます。
半年ほど様子を見る。
成長を待つ。
あるいは、より小型の弦楽器に触れてみる。
そういう選択肢もあります。
大人用ギターを無理に持たせる必要はない
子どものギターでは、
「どうせ成長するから最初から大人用を買おう」
と考えたくなるかもしれません。
しかし、大きすぎる楽器に身体を合わせようとすると、自然なフォームを作りにくくなります。
最初の楽器は、
長く使えるか
だけではなく、
今の身体で自然に扱えるか
を優先してよいと思います。
ギターを買う前に、実際に抱えてみる
特に子どもの場合、数字だけを見てオンラインで決めるより、
実際に楽器を持ってみることをおすすめします。
480mmがよいのか。
530mmがよいのか。
580mmがよいのか。
それは体格によって変わります。
香住ヶ丘ミュージックスクールでは、子どものクラシックギターについても、年齢だけで決めず、実際の体格や楽器とのバランスを見ながら相談しています。


